流涙症の治療と手術

当院の流涙(鼻涙管閉塞)の手術

流涙症の原因により治療方法は違います。ここでは、涙道閉塞の治療について解説します。初期の軽度閉塞の場合は、細い金属の棒(涙道ブジー)を涙道に挿入して再開通し、細い内視鏡を涙道に挿入して涙道内を見ながら狭窄部を切開して開通させる方法が一般的です。

開通させた後は「涙管チューブ」という細いシリコン製のチューブを涙道内に留置して手術を終了とします。また、涙道チューブでも十分な改善がない場合は、DCRを行います。

当院では、耳鼻科と眼科の2科専門クリニックの利点を生かし、こうした涙道を再開通させる手術を積極的に行っています。この手術は耳鼻科・眼科両科が連携することでより安全・確実に行うことができ、顔の皮膚を切ることなく鼻の中から低侵襲の方法で手術できます。 

年間50例以上のenDCR手術を行い、治療成績はほぼ98%です。また、涙のう開窓部の解剖的な開存率は97%以上です。流涙でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

手術方法

涙管チューブ挿入術

涙道に専用の涙管チューブを通す治療で、局所麻酔で行えるので日帰りで可能な治療法です。涙道内視鏡を使ってチューブを挿入し、涙道を再建します。チューブは2~3ヵ月経つと外来で抜去でき、その間の日常生活も問題なく行えます。

涙嚢鼻腔吻合術(DCR)

閉塞の部位によって涙管チューブ挿入術がうまくいかず、再発を繰り返す場合は、DCRという新しく涙道を作る手術を選択することもあります。目頭の部分を切開して行う鼻外法と鼻の中から鼻内視鏡を用いて行う鼻内法があります。当院では全例、局所麻酔で行っています。